生まれて、巡りあえて

守ってあげたい

巡り会い、幸福で満たされた瞬間。
守ってあげたいと思ったのです。 
そして守り通せなかった悔悟の想いも溢れてきました。
ただその手を握りしめて、
この微光の世界から消えないように。
その手をいつまでも握りしめていたいと。
いつまでも過ごした時間を繰り返したいと。
笑い、怒って、泣いて、ときめいて、でも、共に同じ位置に並んで、同じものを見て、同じ悲しみを味わいながら歩んできたのです。同じ道を付き添わせてしまつたのです。
だから、守ってあげたいと思ったのです。
いつまでも、いつまでも。

いつまでも一緒に

忘れ得ぬ時の中であなたと過ごす